くーちゃんと 口呼吸

とある7月のある日のこと

その日、飼い主1は在宅勤務をしており、ゆるゆると仕事を進めて
おりました。
いつもと違い、なんかやけにくーちゃんが甘えてくるので、
「ひさしぶりの在宅勤務で、喜んでるのかな?」みたいなことを
思いつつ、なでなでしておりました。

そしたら、なんだかくーちゃんの様子が変なんです。
別に走り回ったわけでもないのに、とても呼吸が早く、
たまに口呼吸で「ハッハッハッハッ」みたいになっているんです。

これは幼少のみぎりに遊びすぎてドラえもんになっているくーちゃん

そして、そこにぷんちゃんが「あそんでー」とくーちゃんに乗って
来たりします。
カオス。

ちょっとぷんちゃん退場してくださいね

ぷんちゃんと遊んでいて興奮したのかな?と思い、ぷんちゃんを
ケージに入れて、気もそぞろに仕事を続けます。
が、10分経っても呼吸が荒いままのくーちゃん。
ぷんちゃんと対決していて興奮したわけではないのか?

どうしたらいいの。。。

Google先生に聞いてみると「呼吸困難の前兆!」とか
「心臓や呼吸器系に問題がある恐れ」とか、なかなかにセンセーショナルな
内容が書いてあり、一人で不安になる飼い主1。

猫の呼吸は1分間に20〜40回程度とかって書いてありますが、お腹の上下
運動がすごい早いです。1分間に100くらい上下している。。。
ハッハッハッハッってなってるときは、息苦しそうな顔をしている気も
する。。。

動物病院は10時からで、このとき9:50ごろ。
とりあえず病院に電話してみることに。

かいぬし1はこんらんじょうたいだ。
でんわでうまくはなせない。

「あのー、ねこちゃんなんですが、何もしてないのになんか呼吸が荒くて、
 犬みたいに ハッハッハッってなってて、あのー、病院行ったほうが
 いいですかね?」

そう聞かれたら、そうですねとしか言いようがないですよね。
わかります。

11時まで待って、それでも治まらなかったら病院に行こう!と決意し
仕事を再開して5分。
またもやハッハッハッを繰り出すくーちゃんに我慢できなくなった
飼い主1は上司に「すみませんが、2時間中抜け年休をいただきます」と
宣言し、10時10分にはくーちゃんとともに病院に行くことに。
ほんと、勤務体系に自由がある会社でよかった。。。

病院での診察

やはり口呼吸は、心臓病、肺などの呼吸器の病気が疑われるらしく
血液検査とレントゲンをすることに。

病院では、くーちゃんは「血液検査が苦手な子」という把握が
なされており、別室にて血液を採取され、レントゲンを撮影され
帰ってきたときには、もともとの呼吸の荒さと病院への恐怖で
口呼吸MAXになっていました。
コワイね、苦しいね、病気かどうか調べてもらってるから、
がんばろうねとしゃべりかけつつ検査結果を待ちます。

検査結果

結論から言うと、今回の検査の結果の異常値は何もないとの
ことでした。ちょっと安心。
せっかく調べていただいたので、以前の避妊手術前の結果と比較
したいと思います。

項目2020.72019.11基準値
WBC   白血球数658055 ~ 195
RBC    赤血球数9721081↑500 ~ 1000
Hb      ヘモグロビン15.1↑15.3↑8~14
HCT   赤血球容積比44.348.1↑24 ~ 45
Plat     血小板25.3↓21.5↓30 ~ 80
ALT/G525920~107
ALP    アルカリフォスファターゼ709923 ~ 107
BUN    尿素窒素201815 ~ 29
Cre   クレアチニン1.01.00.9 ~ 1.8
Alb  アルブミン3.43.82.7 ~ 3.9
TCho 総コレステロール10316477 ~ 306
Glu  血糖値9410475 ~ 199
SAA  血清アミロイド蛋白<3.750 ~ 5.49

前回同様、値で基準値から外れたものはヘモグロビンと血小板。
今回値が改善されていたのは、赤血球数と赤血球容積比。
ヘモグロビンについては興奮したら数値が大きく出ることが多いが
お水をしっかり飲んでいるのであれば大丈夫とのこと。
血小板については、猫の血小板の大きさはまちまちでなので、結果が
うまく出ない場合もある。採血のあと、血がしっかり止まっているので
問題ないとのことでした。
読み返してみると、前回と同じことを言われています。

そして今回始めてのSAA(血清アミロイド蛋白)。

血中SAA濃度が上昇する疾患としては,感染症,悪性腫瘍,自己免疫疾患,組織壊死などの炎症状態にあるものが挙げられる

SRL総合検査案内サイトより

血栓があるときに出やすい値とのこと。
これは検査できる最小の数値よりも小さい値のため、問題ないとのこと。

そしてレントゲン。
肺はキレイとのこと。心臓はちょっと大きいかも?このくらいであれば
問題はないと思います。という感じでした。

あとは、インフルエンザキットのようなものを利用した検査も実施して
いただいておりましたが、もはや結果が問題ないしか覚えていません。。。

検査結果自体に何も問題は見られず、1歳ごろまでは口呼吸することも
あるので、様子を見ましょうとなりました。
(このとき、くーちゃんは1歳2ヶ月)

帰宅

病院からは、帰ってからも呼吸がずっと早いようでしたら、お電話ください
と言っていただいたものの、診察後から家に帰るまでの間が口呼吸MAXで、
犬のようなくーちゃんに心中穏やかではなく。
ぷんちゃんにはケージに入ってもらって万全な体制でくーちゃんを観察。
家に帰ってちょっと落ち着いたのか呼吸は早いですが、「ハッハッハッ」
という呼吸はほぼ出なくなり、夕方にはだいぶ通常の呼吸となっておりました。

ちょっとずつごはんを食べるおこなくーちゃん。
2階に上がりきってからごはんを食べなさいね。

ごはんを食べるときにいつもの勢いはなく、カリカリをほぼ食べなかった
ので、まぐろ節出汁しるしるごはんにしてあげました。
が、まぐろ節出汁のみ飲んで食べるのをやめるという結果に。。。

そして、飼い主1からの混乱のメールを受け取った飼い主2からのメール。

「心臓病を確認」ってどういうこと?

心臓病や呼吸器官の疾患がないかの検査します。と伝えたかったのですが、
メールでは「心臓病と肺を確認。問題なし」のような誤解を招く表現を
していたようです。
ごめんねw

理由は全くわかりませんでしたが、いまのところ再発していないので
大丈夫であると思いたいです。
それにしても在宅勤務でよかったです。。。

コメント

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